管理栄養士のメモ

管理栄養士が栄養情報を発信していきます。

【簡単レシピ】人参とほうれん草の白和え【幼児食・離乳食にも】

 

皆さんこんにちは。山本べこです!

 

今回は、【人参とほうれん草の白和え】のレシピをご紹介します。

また、幼児食・離乳食へのアレンジポイントや、関連する栄養情報もご紹介していきます!

 

 

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優しい、ほっこりとする味です

 

《材料》

・人参…1/2本

・ほうれん草…1袋

・豆腐…1/2丁

・砂糖…大さじ2

・醤油…大さじ2

・すりごま…大さじ2

 

 

《作り方》

①鍋にお湯を沸かしておきます。

 

②人参は細切りにします。ほうれん草は洗って人参と同じくらいの長さに切ります。

 

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③お豆腐はキッチンペーパーなどに包んで耐熱皿の上にのせ、電子レンジで500W2分加熱します。(子供も食べるので、しっかりめに加熱しています)

 

➃沸かしたお湯に人参を入れます。人参が柔らかくなったらほうれん草も投入し、一緒に茹でます。

 

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先に人参




⑤茹で上がったらボウルにとって水にさらし、水気をよく絞ります。

 

⑥別ボウルに豆腐と調味料を入れ、なめらかになるまでよく混ぜます。

 

⑦⑥に人参とほうれん草も入れて混ぜれば、完成です!

 

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《幼児食・離乳食へのアレンジポイント》

 白和えにしては少ししっかりめの味付けになっています。幼児食にするときは、お子様が普段食べている味付けくらいに調節し、形状も様子を見て刻んだりしてみてください。

また、離乳食では味付けなし(人参・ほうれん草・豆腐のみ)であれば、初期から食べられる食材を使っています。お子様の離乳食の進み具合によって、形状や加熱方法を変えて、ぜひお試しください。

 

初期、中期 人参・ほうれん草・豆腐・だし汁(離乳食用)のみ

       各食材を柔らかくなるまでしっかり加熱し、ペースト状やみじん切

       り等お子様が普段食べている形状にしてください。

       豆腐は長めにレンチンすれば大丈夫ですが、もし心配であればしっ

       かり湯通ししてください。

〇 後 期  … 人参・ほうれん草・豆腐 + 少量の調味料

       すりごまはアレルギーの心配がないか確認してから、醤油等の調味

       料も 数滴で良いです。こちらも形状はお子様が普段食べている形

       状にしてください。

 

 

《栄養メモ》

人参

 βカロテンの含有量がとても多い野菜。βカロテンは、体内でビタミンAに変換されます。そのため、粘膜や皮膚等の健康維持に役立ちます。

また、強力な抗酸化作用のある野菜です。

 

ほうれん草

 鉄分を多く含んでいることで有名ですよね。その他にも、βカロテンやビタミンC、カリウムも豊富です。

 

豆腐

 実は、絹豆腐より木綿豆腐のほうが、タンパク質やカルシウムが豊富に含まれています。

 

 

 

簡単にできる副菜として、今日のご飯にプラスしてみてはいかがですか。

 

 

コロナに負けない!【免疫力を高める食事】とは?

皆さんこんにちは。

 

今回は、【免疫力を高める食事】についてお話していこうと思います。

 

 

 

目次

1.そもそも免疫力とは?

2.免疫力アップのためのおすすめ食材

良質なタンパク質

ビタミンA

ビタミンC

ビタミンE

ポリフェノール

オリゴ糖

3.まとめ

 

 

1.そもそも免疫力とは?

 身体に元々備わっている、細菌やウイルスなどから身体を守るシステムのことです。

しかし免疫機能が作用しすぎても、アレルギー反応が出やすくなったりするため、免疫力が弱すぎず強くもない、バランスの取れた状態を保つことが重要になってきます。

 免疫力をアップさせるためには、バランスの良い食事、腸内環境を整える、免疫システムと関係のある栄養素を取る、などが挙げられます。

 

 

2.免疫力アップのためのおすすめ食材

 良質なタンパク質、ビタミンA、C、E(エースと覚えましょう!)、ポリフェノールオリゴ糖などがあります。1つ1つ見ていきましょう。

 

良質なタンパク質

 全身の細胞や免疫物質の主成分です。皮膚や粘膜を強くします。

 〔納豆、鶏肉など〕

 

ビタミンA

 粘膜を正常に働かせる効果があります。免疫細胞の働きも高めてくれます。脂溶性ビタミンなので油との相性がよく、炒めたり油を使った料理にすると、効率よく摂取できます。

 〔人参、ほうれん草、モロヘイヤ、卵、レバー、ウナギなど〕

 

ビタミンC

 コラーゲンを作るのに欠かせない栄養素。コラーゲン=皮膚や粘膜を構成するとても重要なタンパク質です。丈夫な皮膚や粘膜になることで、細菌やウイルスが身体の中に入ってこないようにします。また、血液中の白血球の働きを助け、強い抗酸化作用を持っています。

 〔レモン、ピーマン、キウイ、イチゴ、紫キャベツなど〕

 

ビタミンE

 活性酸素の働きを抑制する。(※活性酸素とは、身体の中で発生して細胞などにダメージを与え、身体を酸化させてしまう物質のことで、様々な病気の原因になっていると言われているものです。)ビタミンEは、酵素によって処理しきれない活性酸素の働きを抑制し、免疫力が低下するのを防いでくれます。

 〔かぼちゃ、アーモンド、モロヘイヤ、落花生など〕

 

ポリフェノール

 ビタミンEと同様に、活性酸素働きを抑制します。強い抗酸化作用を持っています。

 〔ブルーベリー、ワイン、緑茶、カカオなど〕

 

オリゴ糖

 腸内環境を整える作用があります。糖の仲間ですが、低エネルギーです。

 〔ごぼう、大豆、はちみつ、牛乳、ヨーグルトなど〕

 ちなみにヨーグルトに含まれる乳酸菌も、免疫力アップに効果的なものです。

 

 

3.まとめ

これらの栄養素を積極的に取り入れて、免疫力を高めていきましょう!

 

 

 

 

【幼児食】乳不使用ドリアのレシピ紹介!【豆乳ドリア】

こんにちは!山本べこです。

 

今回は、乳アレルギーっ子でも食べられる【豆乳ドリア】のレシピをご紹介していきます。

 

 

 

【材料】

◎ホワイトソース

・ほうれん草・・1束

・たまねぎ・・4分の1

・しめじ・・10g

・コーン缶・・10g

・オリーブ油・・小さじ1

・にんにくチューブ・・少々

・豆乳・・100㎖

コンソメ(乳不使用のもの)・・小さじ1

・塩・・少々

・片栗粉・・小さじ1(同量の水で水溶き片栗粉にする)

 

◎チキンライス

鶏もも肉・・20g

・ごはん・・100g

・サラダ油・・小さじ半分

・ケチャップ・・大さじ半分~1(お好みの濃さにしてください)

 

・豆乳チーズ

・パセリ

 

 

【作り方】

1.下準備

ほうれん草、たまねぎ、しめじはそれぞれお子様が食べやすい大きさに切る。今回は1センチ位の大きさにカットしています。

 

 

2.ホワイトソース作り

フライパンに油をひき、にんにくチューブ、たまねぎを入れて炒める。玉ねぎが透き通る位まで炒めたら、しめじ、ほうれん草の順で炒める。火が通ったら、豆乳も加え、ひと煮立ちさせる。塩、コンソメで味付けをしたら、水とき片栗粉を加え、とろみをつける。ホワイトソースの完成です。

 

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3.チキンライス作り

鶏もも肉も野菜と同様に、お子様が食べやすい大きさに切る。

フライパンに薄く油をひき、鶏もも肉を炒める。火が通ったらごはんを加えて炒める。ケチャップ、塩で味付けしたら完成です。

 

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今回はまとめて作って冷凍するために表記の量よりも多くなっています。
大体倍の量くらいで作りました。

 

 

4.オーブンで焼く

オーブンを230度に予熱しておく。

耐熱容器にチキンライスを入れ、その上からホワイトソースをかける。その上から豆乳チーズをのせ、予熱が終わったオーブンで8分ほど焼く。焼き目がついたら取り出し、パセリを振りかけて完成です。

 

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うちの子は豆乳チーズなしのほうがよく食べるので(笑)、このままで完成です。
のせて焼いた方がおいしいと思います。



 

【アレンジ】

・入れる野菜はお子様が好きな野菜やきのこ、何でも大丈夫です。茹でブロッコリーや人参なんかも良さそうですね。

・チキンライスでは、今回は鶏もも肉を使用しましたが、鶏ひき肉だと切る手間が省けて火もすぐ通るので、時短で料理をしたい方におすすめです。お肉だけでなく、ミックスベジタブル等を加えても◎。

 

 ちなみに最後に豆乳チーズをかけて焼きますが、うちの子はいつも豆乳チーズなしが好きそうなので、焼かずにドリア風で出しています。(笑)

 お好みで味を調整すれば、大人が食べてもおいしい豆乳ドリアになります。実際に私も夫も食べてみましたが、おいしかったです。

 また、チキンライスを多めに作って冷凍しておくと、オムライスやお子様プレート風がパパっとできるので、私も時間がないときによく活用しています。

 

この記事が参考になれば嬉しいです。

乳アレルギーっ子はカルシウム不足?

こんにちは!山本べこです。

本日は、乳製品アレルギーとカルシウム関係についてご紹介したいと思います。

 

実は私の娘(現在1歳半)が乳アレルギーで、粉ミルクや牛乳、チーズ、ヨーグルト等乳製品は完全に除去しています。

保育園でも、他の子がおやつに「スキムミルク入り蒸しパン・牛乳」のところを、「プレーン蒸しパン・豆乳」というように代替食を用意してもらっています。

しかし、他の子は毎日牛乳を飲んでいるのに‥‥カルシウム足りてるんか?

と不安になったので、カルシウムの多い食品等を調べてみました!

 

(ちなみに1歳児の1日のカルシウム必要量は、400mgです。)

 

◎牛乳と豆乳のカルシウム量(100g当たり)

牛乳‥‥110mg

豆乳‥‥31mg

 

◎カルシウムの多い食品(100g当たり)

桜エビ‥‥2000mg

しらす‥‥190mg

木綿豆腐‥‥93mg

絹ごし豆腐‥‥75mg

油揚げ‥‥310mg

納豆‥‥90mg

小松菜‥‥170mg

モロヘイヤ‥‥260mg

切り干し大根‥‥60mg

 ※出典:食品成分データベース

 

このような感じになっています。

まず、牛乳と豆乳のカルシウム量は、4倍近く差があることがわかります。豆乳には、イソフラボンが多く含まれています。これは牛乳にはないものですね。また、良質なたんぱく質摂取という観点では、どちらもとても良いのではないかと言えます。

また、カルシウム含有量では桜エビが断トツで多いですが、およそ1食分位の量(8g)で換算すると、160mgですかね。効率良くカルシウム補給ができると言えます。

さらに小松菜やモロヘイヤなど、青菜類もカルシウムを多く含んでいます。桜エビ等と比較すると少なめではありますが、日々の献立に取り入れやすい食材であるため、積極的に食べると良いですね。

 

 

 

夏にぴったり!ミニトマトのマリネ

こんにちは。

今回は、夏にぴったりな簡単レシピの紹介です!

 

 

 

 

ミニトマトのさっぱりマリネ

 

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 ◎材料

 ・ミニトマト(20粒くらい)

 ・オリーブオイル… 大さじ2

 ・酢(今回は米酢を使用)… 大さじ1

 ・はちみつ… 大さじ2

 ・塩… 少々

 

 

 ◎作り方

 ①ミニトマトは洗ってヘタを取る。お尻の部分に竹串などで穴を一カ所開けておく。

 

 ②鍋に湯を沸かし、①のミニトマトをさっとくぐらせて湯むきをする。

 

 ③調味料をすべてあわせ、湯むきしたミニトマトを漬け込む。

 

 ➃1時間以上冷蔵庫で寝かせれば完成です!

 

 

 

ミニトマトは普通サイズのトマトよりもリコピンが多く含まれており、抗酸化作用があります!また、ビタミンも豊富で美容にも健康にも良いです!

 

☆甘めの味付けなので、デザート感覚でパクパクいけちゃいます♪

 酸っぱいのがお好みの方は、はちみつ少なめorお酢多めにしたりと、自分好みの味付けにして頂いても◎

 

 ぜひ試してみてくださいね!